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(済)2021/11/27開催 地域歴史文化フォーラム・愛媛 (10/6up) 

地域歴史文化フォーラム愛媛
「安政・昭和南海地震の新研究」

 この特別推進研究では、「地域歴史文化フォーラム」を毎年度開催し、地域歴史文化の創世の取り組みに関する現状・課題などについて全国各地の事例をもとに議論することとしています。
 今年度は愛媛県において、四国4県の安政・昭和南海地震の研究成果について報告を行います。
開催形式は、四国在住の方向けの現地開催と、オンライン開催のハイブリッド開催とすることにしています。

趣旨:
 2016年12月に愛媛資料ネットが主催し、愛媛大学で開かれた第3回全国史料ネット研究交流集会では、地域歴史遺産を保全することが、地域の歴史を喪失しないだけでなく、防災や減災につながり、災害に強い地域社会を創る活用法を考えてみました。昭和南海地震から70年という節目の年でもあったため『南海地震を伝え、備える』という特集を組み、基調講演をはじめ、関係する地域の方々に南海地震を意識した報告をお願いしました。ここでは、伝えようとしなければ忘れられてしまう歴史の特性、資料批判によって正しく情報を伝えることの重要性が確認されました。2019年には、国土地理院が「自然災害伝承碑」の地図記号を新たに作り、国民の防災意識高揚に努めています。
 このような近年の動向もふまえて、本フォーラムでは、四国4県の報告者により、「安政・昭和南海地震」の研究を総括し、新たな研究を進めることを目指します。来るべき南海地震に向き合い、災害に強い地域社会創りに歴史学・民俗学がどのように関わっていけるのか考えてみます。
 ご多用中恐縮ではありますが、ぜひ全国から多くの皆様にお集まりいただき、議論を深めていただきますよう、お願いいたします。

日時:2021年11月27日(土)13:30~17:00
会場:愛媛大学情報メディアセンター(四国内先着50名・事前申し込み)
   オンライン併用(全国、事前申し込み)

内容:(1)報告
    「昭和南海地震による被害状況と地域差」
       大本敬久(愛媛県歴史文化博物館専門学芸員/愛媛資料ネット)
    「高知県における安政・昭和南海地震の災害継承について」
       水松啓太(高知城歴史博物館学芸員)
    「安政地震による讃岐国の被害について」
       川邉優佑(香川県立ミュージアム学芸員/香川歴史学会)
    「宝永地震と安政地震を経験した村」
       町田哲(鳴門教育大学准教授/徳島資料ネット)
   (2)シンポジウム
       コーディネーター 胡 光(愛媛大学教授/愛媛資料ネット)
申込:・会場への参加(フォーム)は,申し込みいただいた四国在住の方50名とします。
   ・来場できない方や希望者は,オンライン参加(フォーム)できますので,事前にお申し込み下さい。
   ・コロナ禍の状況により,全てオンライン開催となった場合は,
    申し込みの連絡先に連絡するとともに,愛媛資料ネットなどのホームページでお知らせします。
チラシPDF

主催:科学研究費助成事業(特別推進研究)
     「地域歴史資料学を基軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」グループ /
    愛媛資料ネット
共催:えひめ文化財等防災ネットワーク / 愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター