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2021/8/21 開催 第4回 地域歴史資料継承領域(A班) 研究会 (7/4up)

「家」「すまい」の現在を考える ー地域歴史遺産の「器」の現在ー

地域の歴史遺産の維持が危機に瀕している理由を考える際に、重要な論点になるのは、歴史遺産の重要な「器」である「家」をめぐる動向である。近年日本の空き家率は13.6%にのぼり、7軒に1軒が「空き家」であるとも言われている(『朝日新聞』2021年3月9日朝刊)。一方で宅地開発やタワーマンションの建設はあいもかわらず進んでいるように見える。日本の「家」は戦後以来、どのような歴史をたどって現在に至っているのか、また、これから日本の「家」についてどのような展望が可能なのだろうか。これらの問題は、地域社会・地域歴史遺産の「いま」と「これから」を考える上で、きわめて重要な問題である。一方、私たちが直面している「家」問題を、歴史的現象として対象化することも、歴史遺産の保全活動の上で欠かすことのできない営みである。

そこで今回は、現代日本の「家」「すまい」の問題を歴史的なパースペクティブで研究され、災害復興のなかでの住居問題についても取り組んでおられる平山洋介氏をお招きし、お話を伺いながら、活動で向き合うことになる「家」問題の背後に何があるのかについて理解を深めたい。

同時に、進行する「空き家」問題に対して、金沢で独自の取り組みを展開されている、やまだのりこ氏、過疎や災害にともなう「家」の問題に直面している自治体職員の藤木透氏から、現状報告をいただき、大きな問題と具体的な取り組みの「結び目」を探っていきたい。

研究会の主催者側にとって、このような異分野研究の組み合わせは初めての試みであるが、活発な意見交換がなされることを切に希望するものである。

日時  8月21日(土)13:00~17:00 zoomオンライン開催
申込  8月19日までに  (後日招待URLをお知らせいたします。)
    申込フォーム もしくは,
    問合せへ((1.お名前、2.ご所属、3.E-mailアドレス、4.電話番号))
次第等 チラシを参照ください
問合せ 神戸大学地域連携推進室・松下正和 電話:078-803-6504, 5575