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(済)2021/11/23 開催 第5回 地域歴史資料継承領域(A班)研究会 (10/6up)

歴史教育と地域社会
 -地域歴史資料の「活用」のあり方-

地域歴史資料継承領域では、これまでの研究会で地域歴史資料の保全や継承の問題をさまざまな角度から取り上げてきました。一方で、保全や継承と両輪の関係にある活用の問題については充分に取り上げることができていません。「活用なくして保全なし 」の言葉に象徴されるように、活用の観点も含めた議論が必要です。

その際に注目したいのが歴史教育の視点です。新旧いずれの学習指導要領も高校の歴史系科目で「 諸資料を活用」することを謳っているように、歴史教育は地域歴史資料を活用する一つの場となり得ます。学校資料はもちろん、行政・大学・博物館・住民を介した地域歴史資料の活用は歴史教育の可能性を大きく広めるものです。しかしながら、歴史教育の現場で資料の活用が全面的に展開しているかといえば疑問が残ります。歴史系科目が「 暗記科目 」視されてきたことはその証左といえるでしょう。来年度から導入される新科目「歴史総合」を含め、今後の歴史教育を「主体的・対話的で深い学び」の場にするためには、歴史資料のさらなる活用が求められています。それは同時に地域歴史資料の活用のあり方を問うものでもあります 。

そこで5回目となる本研究会では、高校の歴史教育で地域歴史資料の活用を実践されてきた教員の方々をお迎えして、地域歴史資料の活用のあり方について理 解を深めていきたいと考えています。歴史教育の視点から研究会を組むのは初めての試みとなりますが、活発な議論がなされることを期待しています 。

日時  11月23日(火・祝)13:00~16:00 zoomオンライン開催
申込  11月22日(月)までに参加者情報(1お名前,2ご所属,3E-mailアドレス,4電話番号)を
    申込フォームへ登録ください.招待URLを自動返信にてお知らせいたします.
次第等 チラシを参照ください
問合せ 神戸大学地域連携推進室・松下正和 電話:078-803-6504, 5575